新型コロナの猛威が止まらない。おそらく東京オリンピックは中止になるだろう。私自身はまったく関心のなかったイベントだが、中止になるという予測なんて少しもなかったので、こういう展開になると相当状況は深刻みたいだなと今さらの感慨が湧く。

なじみのサロンではマスクがないと入店できない。そのお店は最近、受付で手作りのマスクを売るという商売を始めた。どうやらお店の女性スタッフたちが作っているらしい。おじさんコロリというべきか。考えるものである。

ところで、マスクを装着することに、本当に意味はあるのだろうか。政府はまたマスクを配ると言っているが。
学研のサイトを見てみてると、子ども向けにわかりやすく書かれたマスクの解説がある。

いわく、マスクをつけることは、すでに感染している人が、別の人に飛沫感染させないことが第一義。
そして二義的に、ウイルスに触れた手で鼻や口を触って接触感染してしまう恐れを予防できるようである。

なるほど、こう言われるとわかりやすい。特に第二義の方は私もよくわかっていなかった。

子ども向けに書かれている内容というのは、易しくてわかりやすい。私もライティングではなるべくわかりやすい、一般的で平易な表現を心がけるが、何かを「噛み砕いて言う」というのは、実は書く上で一番難しいスキルだと思う。書こうとすることが自分の中でちゃんと理解できていないと、噛み砕いて言うことはできない。
子どもにも分かる表現で書くことは、自分でしっかりと理解する工程を経ていないとできないのだな、と思う。サボりや怠慢ができない。

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